魚を食べれば健康に良いと言われるわけ
肉の脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれるのに対して、
動物性脂肪でありながら魚の油にはIPAやDHAなどの多価不飽和脂肪酸が多く含まれています。
これらは悪玉コレステロールを減らし、しかも善玉コレステロールを増やす作用があり、動脈硬化を予防する働きがあります。
さらにIPAには中性脂肪や血圧を下げる作用もあるといわれ、DHAには脳の神経細胞の働きを活性化して記憶力を高めたり、脳の老化予防にも効果があるのではないかと考えられています。
魚のIPAやDHAの摂取量の目安は一日0.5~1.0gです。
このためには毎日、魚を1切れまたは1匹とる必要があります。
IPAやDHAは白身魚より、油分の多い青魚や赤身魚に多く含まれています。
ただこれらの魚は高エネルギーなので、毎日いろいろな魚をバランスよく食べるようにするといいでしょう。